2019年3月18日 福津市の渡半島から見た相島です。相島は第四紀(400万年前)に噴火した溶岩でできた島です。流れ出た溶岩は粘性の少ない玄武岩質の溶岩で、サラサラ流れて平べったい溶岩台地になっています。左にメガネ岩(鼻栗瀬)が見えます。
2019年3月19日 相島の海食洞です。海食洞は波や風で岩が浸食されて出来た穴で、鼻栗瀬ともいわれます。新宮町が誇る美しい景勝地です。(鼻栗瀬)
相島は全島玄武岩でできています。玄武岩を創る基になった溶岩が冷え固まったときに出来た規則正しい柱状節理です。九州沿岸部にはこのような柱状節理を持った場所が多くみられます。
上の写真の柱状節理の上面が波風で浸食されると亀の甲羅のような六角形の幾何学模様が見られます。亀甲岩と呼ばれています。
相島は全島玄武岩でできていますが、北側の崖では白っぽい玄武岩の上に赤い土が堆積しています。柔らかい第四紀層で赤っぽいのは鉄分(酸化鉄)が含まれているからでしょう。
相島はもともと大小の2つの島が海の流れと波による堆積作用で繋がったて今のような一つの島になったと考えられます。このような地形を陸繋島と呼んでいます。写真は分かりにくいですが小さな島が繋がったところを示しています。